四角な座敷を丸く掃く

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美容医療のホームページもついに規制へ

美容医療巡る苦情 インターネットでの誇大表現規制へ | NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010620081000.html

 

規制へ、とは言っても、そういう法案を出します、という段階ですが、通れば誇大表現は罰則対象になるようです。恐らく各クリニックともに規制前に、ガイドラインが出た段階で対応すると思いますので、どのように変わるのか注視したいです。

脱毛について調べて行く中でも、事実と違うのではないだろうかという内容のホームページもありましたし、そういうところが対応してくれれば良いのですが、どうだろうなあ。

きちんと対応して欲しいという気持ちが8割あるのですが、実は2割程度、どんな抜け道表現を生み出すんだろう、という興味も持っています。

 

例えばクリニックではありませんが、脱毛サロンのミュゼは、Q&Aで”何回くらいお手入れすればキレイになりますか?”という質問に対し、”個人差もありますが、4~6回で自己処理がとても楽になり、8~12回でムダ毛の心配がいらないほどになっていきます。”という答えを掲載しています。(引用符で囲った文章はhttps://musee-pla.com/faq/care/より)

この質問は実際に多く寄せられると想像出来ますが、恐らく質問する人の殆どは何回で「キレイになるか」なんて曖昧な回答が欲しいわけではなく、何回で「ムダ毛がなくなるか」を聞きたいのではないかと思います。加えて、「キレイになりますか」という質問に対し「ムダ毛の心配がなくなるほどになる」という、答え切れていない回答。

当然「ムダ毛がなくなります」とは表現出来ないので、こういう表記なのでしょうが、それにしてもこれを見たとき「ずるいなあ、そしてうまいなあ」と思いました。決して嘘は言っておらず、しかし読み手は「キレイになる」「ムダ毛の心配がなくなるほどになる」という言葉を「ムダ毛がなくなる」と誤認してもおかしくはないんですよね。

ミュゼの話題がこれだけだとミュゼからこちらが苦情を受けかねないので、ミュゼに5年ほど通っている友人は仕上がりに大変満足し、現在も通い続けています、という褒め言葉にも皮肉にも受け取れる補足をします。蛇足ともいう。

 

閑話休題。とりあえず個人的にはメディオスターネクスト(ネクストプロですらない)を「HAYABUSA脱毛」とあたかも独自の最新機械を使っているように見せかけ、「完璧」「全身の毛はもう生えてこない」「美容脱毛の決定版」「最短4ヶ月で脱毛が完了できる」というアヤシイ言葉を使用している某クリニックはどう対応するのかとても気になります。